便利屋日記

TOPへ

ストーリー仕立てのウラ日記です。
事実に基づいて作成しております。
お客様のプライバシーは一切公表しないことをお約束します。
また、お客様の情報は、ご要望がない限りは、ご依頼終了後、削除しておリます。

「ご依頼その4」を追加しました。

便利屋日記もよろしくお願いします。



ご依頼その4 「思わぬ援軍」
◆ご依頼主:○○様(女性60代)埼玉県在住


「とにかく、お祈りすること」
最低でも3分間は・・・

えっ!何の話かって?

見積もりに出かける若い衆には、言って聞かせるんですよね。
とにかく見かけたら、真摯な気持ちでお参りしろって。
でも、あざといことしても、すぐバレちゃうぞって。
だって、人生の先輩なんですから。

だから、何なのよ。
早く教えて頂戴な!

◆ご依頼

お電話で不要品処分のご依頼を頂きました。
祖母が亡くなったから、荷物を処分してって。

よっしゃ、速攻で駆けつけました。
内容なんて二の次ですよ。
不要品処分のご依頼は、先ず、駆けつけることですね。
電話で見積もりなんて、悠長なこと言ってたら、他社に取られますよ。

ちなみに、当社はお見積もりは無料です。

◆アイミツ

2階建てのお宅です。
古い2世帯住宅で、故人が住んでいた1階部分を一掃してってご依頼です。
でも、そこはそこ(えっ!どこ)
他社にも声をかけてるんですって。アイミツって奴ですね。

応接間、和室2、台所、洗面所などが今回の対象になります。

早速、見積もり開始。
応接間。めぼしいもの無し。強いて言えば掛け軸か。
台所。冷蔵庫、食器棚全て廃棄。
お客様に断りながら、本棚を点検したり、タンスを開けたり。

さて、和室に移動。

◆そのとき奴は 

身体が動いていました。
思わず、
「失礼します」

チイ〜ン♪

そこには、無心に
仏壇(遺灰)に手を会わせるオレンジ色の憎い奴(ウインドブレーカー着用)

振り返った私に、微笑みかけるご依頼主様。
「全て、お任せ致します」
「それから、撤去後の清掃もお願いしますね」

ほんと、勉強させて頂きました。
今では、何かあると、先ず最初に当社にご相談されます。

もしかすると、おばあちゃん(故人)が応援してくれたんですかね。
そういや、最近、肩が重いんですけど・・・(冬に怪談ってか)

※ここで昔話
アルバイトで香典返しの商品を訪問販売していたことがあります。
フルコミッションでしたが、成約金額の10パーセントの歩合が入りました。
毎日、毎日、ご位牌に手を合わせておりました。
あらゆる宗派のお参り方法に精通しております(胸反らす)

※ここでワンヒント
年輩のお客様は、とにかくまめにご連絡して、不安を取り除いてあげて下さいね。
ここで勘違いする方がいますが、あくまで、お客様ですからね。あまり馴れ馴れしい
態度で接してはいけませんよ。

勘違い野郎がいるんですよね。

年輩のお客さんだと、いきなり
「お母さん」って呼んじゃう大馬鹿野郎が。
「おばあちゃん」は論外ですね。
お金を頂くお客様ですもんね。

「奥さん」でも甘いですね。

やっぱ、基本は、
「奥さま」ですね。
いくつになっても、これですよ。

この仕事ってリピーターつくるの難しいんですが、
年輩の女性のお客様は、比較的固定化しやすいですから狙い目ですよ。

えっ!年輩の男性は?って
自分で考えて下さいね。

◆今回のご請求金額

今回は、正直、相場の半額にしました。
やっぱ、取れないでしょ。
リピーターに成って頂いただけで十分です。





ご依頼その1 「男純情恋物語」
◆ご依頼主:○○様(男性32歳)東京都在住


このお客さん、第一印象(会ってないけどね)強烈でした。

一回目のメール。
「助けてください」これだけなんですもんね。

最初、いたずらかって思いましたが、差出人に本名が書いてあるんですよ。
通常、フリーメールかプロバイダーのメールかで、依頼者の本気度チェックするん
ですけど、最近の傾向として、見積もりまでフリーメールで、
「じゃ、頼むか」って段階でメインのアドレスをお使いになる方が多いんですよ。
なんか心理がわかるでしょ。

でも、今回のご依頼主は、毎回、文面はたった一行でも、メールアドレスが大手有名
プロバイダーをご使用だったんです。

「胸が苦しい」
「思いを伝えて」

普通、怒りますよね。毎回これじゃ。でも、
この手のご依頼は往々にして大化けするんで、毎回、丁寧に返事送ってたんですよ。
まぁ!途中でピンと来ましたけどね。

代理告白かって。5000円コースだなって。

本題に入るまで10回位、それも、半月くらいメールのやり取りしたんですけど、
お付き合いしてよかったです。久々のHITでした。
何が?美味しかったって。

屋台で飲みーの。
中州でやりーの(?)。
からし明太子食べーの。

「君を探して、博多2泊3日の大捜査線」ってなもんですよ。


◆ご依頼の内容

ご想像の通り、好きだった彼女に胸の内を告白したい。ってご依頼なんですけど、
私は事情聞いて感動しましたね!いまだに、こんな純愛が存在するのかって。

聞くところによると、一度付き合ってたらしいんですね。高校時代。
で、彼の浮気(?)から別れたらしいんですけど、その彼女が現在、幸せか?
見て来てほしいっていう依頼なんですよ。
男なら自分で行けよな!って言ってちゃ商売上がったりなんですけど、なんか複雑。
実家の住所もわかっているんですって。

う〜ん!やっぱ、よく判んないです。男と女って奴はよ。
って言うか、男は純情だよね。いくつになっても。

同級生ってことは、彼女も32歳なわけですよね。
微妙な歳だよね。この年齢って。
都会じゃ、きょう日、この歳だと一人で仕事に生きてる女性も多いですけど、
福岡ですもんね(ご免ね。福岡関係者)、そりゃ、結婚してるだろ。


行く前にね。彼には確認しました。
「もし、彼女が結婚してなかったらどうするの」

「・・・」

余計なこと聞いちゃいましたね。
黒子の便利屋、失格ですね。


◆ご依頼遂行

もう、楽勝です。
いやぁ〜、久々の飛行機楽しいな。ピカチュー号で福岡空港へ。

なんせ、実家の住所はわかってんだもんな。彼が事前に調べてたのね。
じゃ、娘の所在地なんてすぐ判りますよ。
(捜査方法は勘弁してくださいね)

発見しました。
やっぱ、そうでした。実家には住んでないわな。
32歳じゃ、子供の一人や二人は・・・
でも、その割に所帯じみてないし。
こうなったら、例の手でいきまっか!

「すいません。○○ラジオです。アンケートにご協力いただけますか」
「海に落ちたお子さんとご主人、あなたならどっち?を助けます」

「子供かな。・・・でも、まだ結婚してません」
(でも、これに答える彼女も彼女ですね。そう、聞き方が上手いのよ)

おおっーー。まだ、独身じゃん。
報告書作成終了。さあ、飲みに繰り出そう。


◆その後

どうなったんでしょう!あの二人。
お客様のプライバシーは厳守(便利屋の鉄則です)なんでヒ・ミ・ツ。

でも、気になる方に便利屋の独り言。

「カン(人名)の歌ってか!!」(ちょい古かったね)


◆今回のご請求金額

往復飛行機代実費請求+宿泊代実費請求+日当45000円(3日分)
えっ!安すぎ。でも、今回はご祝儀ってことで大サービス。
中州の夜は最高だぁーーーー。


結局、ご依頼主とは一回も会っておりません。
メールだけのやり取りで、お打ち合わせから代行費ご請求まで行いました。
メールだけでご信頼いただく、なんか凄い世の中になってきました。




★「有閑マダムの誘惑」は関係者に「削除しろ!」と言われている日記です。
最近、女性のお客様が減ったのは・・・さては、これが原因か?
でも、でも、わかってくれる人には判ってもらえる筈。。。。。虚しい(嗚咽)

ご依頼その2
「有閑マダムの誘惑」
◆ご依頼主:○○様(女性30代後半)神奈川県在住


よくあるご依頼でした。
ソファーベットを処分して下さいって。

いやぁ〜、何回も言うように(あれ!初めてでした)、
高い金払って便利屋なんかに依頼しないで、
公共のリサイクルセンターに何故電話しない?
って思いながらも、お客様は神様状態の当方は、尻尾振って出動しました。

瀟洒なマンションの4階にお住まいです。

おおっーー。
すげぇー、お金持ちじゃん。
そのソファーベッド、まだ使えますよ。

なんてことは、一切顔に出さず黙々と仕事を遂行する私でした。
コーラをご馳走になり、15分で終了です。

10日程して件(くだん)のお客様から再度ご依頼です。
前回の人を寄越してってご指名を受けました。

今回は、書斎の本の処分です。
こう見えても、読書が趣味の私としましては、その蔵書の多さには目を見張りました。
もしかすると、ご主人様が学者かなんかかなんでしょうか?
でも、黒子の便利屋としては、やはり黙々と働くだけです。

もちろん、ソファーベット、書籍とも転売いたしました。(これ常識です)
(不要品処分は2度美味しい)

1週間程してまたご依頼です。
今回は、いらなくなった食器の処分です。
おい!おい!それ、バカラじゃないですか。
その茶碗、高いんじゃないの。えっ、備前じゃん。

当方は基本的に買い取りはしておりません。
先方もご了解済みです。

美味しすぎる。
生きてて良かった。
苦節30年で金塊を掘り当てたゴールドハンターの心境です。

この商売やってると、たまにいらっしゃるんですよ。
そんな些事に執着しないお客様が。お金が二の次って言うお客様が。

で、3日後、またまたご依頼なんですよね。
その後は、2日おきくらいにご依頼が続いたんです。
全て簡単な不要品処分のご依頼です。

確かに美味しい。
でも、何で一度に電話してこないのか?
私も徐々に不安になって来ました。(少しドキドキ)

もう、お判りですね。
そう、そうなんですよ!


◆危険な誘惑

あれは何回目のご依頼だったでしょうか。

もう、その頃には、お茶を頂きながら世間話もさせていただく間柄でした。
しかし、そこはお客様と出入り業者です。
節度を持ってお相手しております。(キッパリ)

その日は、いつにも増して、念入りにお化粧しておられました。
いきなり切り出されました。

「ねぇ〜、便利屋さん」
「何でも引き受けるってホ・ン・ト?」

「ええ、法律に反しないことや危険なこと以外は大丈夫です」

「ふ〜ん」
「じゃ、お願いがあるの」

(既にこの時点で、心臓がバッコンバッコン状態でした)
(でも、まさかね)

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・出来るかしら?」

(来たよ来たよ。そのまんまじゃないか)
(俺にもプライドってもんが有るぜ(拍手))

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「1時間1万円になります」(口カラカラ状態)

もう、後戻りは出来ないぜ。
あらゆるご依頼に対応致します。の看板に偽り無しだぜ。(虚しい)


◆そこが聞きたい

ここで、皆様お待ちかねの、ご依頼主の容姿外見をご紹介します。

「・・・」

「・・・」

「・・・」

すいません。あまり多くを語りたくありません。(嗚咽)
強いて芸能人に例えると、ワハハ本舗の柴田さん(よく久本さんと出てる人)を
2度車で轢いて海岸で3日間日干しにしたって感じでしょうか。(言いえて妙)

ほんとに忘れたい過去です。
ん?もしかして、これって法律に抵触するんじゃないの!

残念ながら、もう時効です。


◆その後

ほんとに一度だけです。
あの時は、魔が差しました。
そう。お金に困ってたんですね。
誤解しないで下さい。そんな人間じゃないですよ。
だって、人の喜ぶ顔が見たいから、この仕事始めたんですもん。
あの時も「ありがとう」って言われたもんな。これって人助けでしょ。

もう止めましょう。どんどん深みにハマッていきそうです。
(あぁぁ〜、読者離れの予感が・・・)
(今まで読んでくれてありがとうって言っても、まだ2回でした)


◆今回のご請求金額

今回はパスさせて下さい。こりゃ、捕まるな。


◆きょうのワンポイント・アドバイス

どんなご依頼にも誠意をもって対応しましょう!(社是です)

・・・空しい。虚しすぎる。
説得力無さ過ぎ。(またまた遠くを見つめながら紫煙を燻らす)




ご依頼その3「当節ご夫婦事情」
◆ご依頼主:○○様(ご夫婦30代前半)埼玉県在住


お引っ越しのご依頼です。
最近の夫婦ってこんなんですかね?

それなりの金額を頂いてるわけですから、ご祝儀なんて
端っから期待なんかしておりません。もちろん、頂ければ、お見積もりに対して、
それ以上に満足されたってことで嬉しいですけどね。

でも、普通、ジュースの一杯位は飲ましてくれますよね!
「お茶入れましたからどうぞ」ってなもんですよ。

このご夫婦、自分たちだけ寛ろいじゃって、わたしら横目に
飲むわ食うわ。

「いい加減にしろ」ってのど迄出かかってるの我慢して、
「どちらに置きましょうか?」
ほんと、商売柄、媚びるのが習慣になった自分が情けない。

それでも、気に入って頂いたんですかね。

1ヶ月位して、また、ご依頼の電話が入りました。
やっぱり、リピート(再依頼)頂くのがこの仕事やってて一番嬉しいですね。

◆そこまでやらせるか!

ほんと呆れるやら、情けないやら。
こいつら、何とかして下さい。

先日はアパートからマンションにお引っ越しされたんですけど、
マンションの駐車場で問題が起きたんで、解決して欲しいって依頼なんですよ。

こうなんですよ。
自動車出すとき、横のスペースに止めてある車を傷つけた。
面識が無いから、代わりに謝ってくれ、って。

う〜ん!考えちゃいましたね。わたし。
ここまで来ちゃってるんですかね。世の中。
ほんと親の顔が見てみたいです。
やっぱ、便利屋にも選択権ってもんがありますよね。

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「喜んでお引き受けします」(ありゃ?)
こんな自分が愛おしい(涙)

もちろん、吹っかけてやりましたとも。代行料金。
全くフォローにもなってませんね。

◆再々ご依頼

3日後にまたまた、奥様からお電話頂きました。
またまた、あっちの方に話がいくのかよ・・・
ご安心下さい。今回は、色艶のある話には発展しませんから。

聞いて、完全に切れちゃいました。

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「代わりに、ご近所に挨拶廻りして」

引っ越して、一ヶ月たって、挨拶廻りもないだろが・・・
でも、この夫婦にしては、時期はずれても、まぁ、少しは常識的な
ところがあったということでしょうか!

そうそう、このご夫婦にも、お子さんが(四歳と一歳)いるんですよね。
で、ちなみに、旦那さんのご職業は地方公務員。

ほんと「モー娘。」の心境です。

あぁ〜、日本の未来はエイエイエイエイ♪♪
すいません。この先が続きません。
やっぱ、オヤジ(私)が時代に迎合しようと思っても
無理がありますね。反省してます。

(追記)
お引っ越しのご依頼って多いですね。
でも、当方は専門業者ではないので、大掛かりなお引っ越しは
原則お断りしています。


◆きょうのワンポイント・アドバイス

お客様が我々の生活を支えてくれます(社是その2)

・・・いや、全くその通り。
愚痴を言っちゃいけません。
でも、今日は君だけに言・わ・せ・て・ね(目が少女マンガ)



ご連絡先

リストマーク 会社名 オフィス20プラス
         (小江戸川越応援団)
 
埼玉県川越市鯨井1811−4
携帯電話:
090−4453−5172
※電話は、携帯電話にお願いします。
E-mail:info@office20plus.com



アイコン アイコン アイコン
ご連絡先
お問い合せフォーム
お見積もり例 お役立ちリンク



Home  総合営業案内  便利屋倶楽部  ペットシッター  ユーザー車検 



小江戸川越応援団(オフィス20プラス)
Copyright(C) 2001 office20plus .Inc All Rights Reserved